sioru1124 ビジネスの成功には欠かせない「PR」と「プロモーション」。
企業のマーケティング戦略において、この2つの違いを正確に理解して戦略を立てることが重要です。しかし、これら2つの概念は混同されがち。
この記事では、PRとプロモーションの違いを明確にし、戦略的なPR手法を3つご紹介します。PR専門サービス【PR戦略室】も紹介しますので、経営者や広報担当者は必見です。
PRの本質とプロモーションとの違いを理解し、ビジネスに役立つ知識を身につけましょう！
ＰＲとプロモーションの違いは「目的」
PRとプロモーションの違いは、一言でいうと「目的」。ここでは、プロモーションの意味・マーケティングとの違い・PRの意味についてそれぞれ簡単に解説します。
- プロモーションとは「販売促進活動」、マーケティングとの違いは？
- PRとは「企業とステークホルダーとの信頼関係づくり」
プロモーションとは「販売促進活動」、マーケティングとの違いは？
プロモーションとは「販売促進活動」を指し、商品の認知度を高め、消費者の購買意欲を喚起するための具体的な活動です。
広告、キャンペーン、割引などが含まれ、短期的な売上向上が目的といえます。たとえば、期間限定セールや新商品の発表イベントなどが典型的。
一方、マーケティングはもっと広範な概念です。「マーケティング戦略の4P（Product：製品／Price：価格／Place：流通／Promotion：販促」にもあるように、市場調査からプロモーションまでを含む一連の活動を指します。
つまり、「マーケティング」は顧客ニーズの把握から製品・サービス提供までのプロセス全体をカバーする包括的な戦略です。
プロモーションはマーケティング戦略内に位置づけられる重要な要素で、具体的な売上促進の手段となります。
ＰＲとは「企業とステークホルダーとの信頼関係づくり」
一方、PRとは「企業とステークホルダー*との信頼関係を築くための活動」です。
日本パブリックリレーションズ協会**によると「組織とその組織を取り巻く人間（個人・集団）との望ましい関係を創り出すための考え方および行動のあり方」と定義されています。
つまり、PRはプロモーションと違って「長期的視点」で企業の信頼性確立に寄与するもの。企業のイメージ向上やブランド価値の向上が目的となります。
また、プロモーションの一環として位置づけられるPRは、広告や販売促進と並ぶ重要な構成要素です。
■プロモーションの構成要素
| Public Relations：パブリックリレーションズAdvertising：広告Sales Promotion：販売促進Personal Selling：人的販売 |
*ステークホルダー:地域住民、顧客、取引先、投資家、従業員、行政機関や金融機関、メディアなどの利害関係者
**公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会 https://prsj.or.jp/aboutpr
ＰＲの具体的な３つの手法
PRの具体的手法について、戦略的視点から以下3つを解説します。
- 手法①PR戦略設計
- 手法②メディアアプローチ
- 手法③ＳＮＳアプローチ
詳しくみていきましょう。
手法①ＰＲ戦略設計
PR戦略設計は、企業の目標に基づき、メッセージの伝達方法を計画するプロセスです。
具体的には、経営戦略とPR戦略のすり合わせ、PR目標・ターゲット選定、ステークホルダーへの注力ポイント策定、PR戦略考案、企画書立案、市場調査、メディアリスト作成、ディレクション、などを行います。
その際、自社・ステークホルダー・社会背景を考慮してスケジュールを逆算してPR施策を立てると、収益や企業価値の最大化が図れるでしょう。
手法②メディアアプローチ
メディアアプローチは、主に新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアを通じて企業のメッセージをステークホルダーに向けて発信することです。信頼性のあるメディアを介することで、わかりやすく「企業のイメージ」や「認知度」向上に貢献します。
たとえば、プレスリリースの企画や配信、企業への取材、マスコミ取材への対応、コンテンツ記事作成、イベント（記者会見・記者発表会）、インフルエンサー管理などが挙げられるでしょう。
手法③ＳＮＳアプローチ
SNSアプローチでは、SNS戦略立案・運用ディレクション・運用代行を行います。
現代のインターネット普及率は84.9%、スマホ保有率は77.3%（総務省「令和5年版情報通信白書」*）。
SNS利用率は、2021年末で国内全ネットユーザーの80.2%、2024年末には83.2%と推測されています（㈱ICT総研**）。SNSの利用目的で最も多いのは「情報収集」で全体の44%（㈱ICT総研**）。
これらのデータから、SNSアプローチはビジネスに必須といえるでしょう。特に、ステークホルダーとの信頼関係構築に有効で、企業認知を増やし効率的なPR戦略には欠かせません。
出典：株式会社 ICT総研 https://ictr.co.jp/report/20220517-2.html
*総務省「令和５年版情報通信白書」 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/summary/summary01.pdf
**株式会社 ICT総研「2022年度SNS利用動向に関する調査」 https://ictr.co.jp/report/20220517-2.html
ＰＲとは？３つの軸「商品ＰＲ・企業（採用）ＰＲ・地域ＰＲ」
PR施策は、どのような場面で活用できるのでしょうか？ここでは、「商品PR・企業（採用）PR・地域PR」の3つの軸に絞って解説します。自社のニーズがどのタイプかを検討してください。
商品・サービスＰＲとは
商品・サービスPRとは、以下の場面で行われるPR活動です。
- 新商品・新サービスの発表
- 既存商品の立て直し・リニューアル
- 「売れる」体制づくり
消費者に対する商品の魅力を伝え、購買意欲を喚起します。
さらに、PR内製化を通じて「売れる」社内体制を確立すると、より効果的に企業イメージをステークホルダーへ浸透させることが可能です。
企業（採用）ＰＲとは
企業（採用）PRとは、企業の魅力をアピールする活動で、特に採用活動において効果を発揮します。
企業の理念や働きやすさを強調し、優秀な人材を引き付けることが目的で、採用を強化して人材の安定化を図ったり、企業ブランディングを強化して採用費削減を実現します。
自社でPR部門を立ち上げる目標がある場合、PR代行会社に依頼することも有効でしょう。
地域活性化ＰＲとは
地域活性化PRとは、地方自治体や地域団体が主導し、地域の魅力を発信して観光客や新住民を誘致する活動です。
具体的には、移住問い合わせの増加やサテライトオフィスの設置拡大、ふるさと納税の促進、観光客の増加を目指します。
地域活性化PRによって、地域経済の活性化と地域住民の生活向上が図れるでしょう。
プロモーション内ＰＲ特化型【ＰＲ戦略室】の差別化ポイントは？
プロモーションのなかでも「PR」に特化した会社【PR戦略室】について、他社の差別化ポイント5点を簡単にご紹介します。自社でPRの部署や広報担当者が不在の場合は、代行会社への外注も視野に入れてみましょう。
ポイント①トータルサポート＋内製化で「企業のＰＲ力強化」
PR戦略室は、戦略設計から運用実行、内製化までトータルサポートします。
継続的なPR強化のための組織強化までサポートを継続する「ハンズオン型」で、企業のPR力を強化。外部に依存することなく、長期的に自社内で効果的なPR活動が可能となります。
ポイント②「ＰＲとマーケティング」のプロを含めた３名体制
PR戦略室には、以下の3名体制でお客様をサポートします。
| ■実績豊富なPRマネージャー：PR業界での豊富な経験とノウハウを持つ専門家。戦略立案から実行まで幅広く支援します。 ■マーケティングのプロフェッショナル：マーケティング戦略の専門家。市場分析や顧客行動の理解に基づいたPR戦略を展開します。 ■クライアント様と相性の良いPRパートナー：ニーズに合わせたコミュニケーションを得意とする人材。戦略の柔軟性と相乗効果を最大化します。 |
多角的な視点から戦略効果を最大化したい方におすすめです。
ポイント③ＰＲ・プロモーションなど「マーケティングを丸ごとおまかせ」
PR戦略室では、PRだけでなくマーケティング全般を包括的にサポートします。
WEB戦略設計・広告運用、SEOコンテンツ制作、SNS運用、LPO対策、MEO対策、採用マーケティングまで、経営目標やPR戦略の一貫性を確保しながら、効果的な活動展開が可能です。
マーケティング施策についての詳細はこちら→https://sioru-design.com/web-marketing
ポイント④費用は「ＰＲ業界相場の半額」
PR戦略室のサービスは、企業が自ら情報発信できる基盤を整え、継続的なPR活動を支援。
費用はPR業界の相場の半額でありながら、高いコストパフォーマンスを誇ります。
詳しい料金相場については、「PR代行に広報を業務委託する金額相場は？依頼するメリット・デメリットや委託先を選ぶポイントも解説」をご覧ください。
ポイント⑤広報リソース不足でも安心！長期的にサポート
広報リソースが不足している企業でも【PR戦略室】が長期的にサポートします。
PRとマーケティング手法を内製化するサポートを行い、企業の発信力を高める仕組み構築まで支援を行う、これまでにないPR代行サービスです。
持続的なPR活動が可能となるため、長期的な視点では企業イメージの定着や売上増加につながるでしょう。
プロモーション戦略なら『ＰＲ戦略室』へ！高品質なＰＲをご提供します
PR代行会社のなかには、支援内容がコンサルティングのみであったり、SNS対応に別途費用が発生するケースも少なくありません。
私たち『PR戦略室』は、クライアント様のニーズを一身に請け負い、企業や地域の「挑戦、活動、新たな魅力」を多くの人の心に届けるお手伝いをします。
そのためには、PRのみならずプロモーション戦略やマーケティング戦略も重要となるのです。
新たな事業を始めてみたい方や広報リソースにお困りの際は、ぜひご相談ください。